「安心しろ。もうお前の恋人を巻き込む気はない」
「知って……いや、栞から聞いたのか? 俺たちがつき合っていることを」
「あぁ。だから邪魔をするな、と言われた。元々、尚史の名前を出すつもりはなかったから、俺としては、どうでも良かったんだがな」
「なぜだ? 俺は弦を唆した人間だぞ。今更だが、怒っていないのか?」
正直、警察署の前で殴られてもおかしくはなかった。今、この場であっても、弦にはその資格があり、俺も殴られる覚悟で会いに来たからだ。
それなのに弦は、ずっと飄々としていた。
「さっきも言っただろう。同志だと。お前は否定したが、湊への恨みがあるから、自分に代わって俺に頼み込んだんだよ」
それは……栞を轢いたのは、弦ではなく、俺だった可能性もある、と言いたいのか。
「……弦、一つ聞きたい。俺に言われたから、栞を轢いたのか。それとも、何か他にキッカケがあったとか」
あってほしい。そう願って問いかけた。
「知って……いや、栞から聞いたのか? 俺たちがつき合っていることを」
「あぁ。だから邪魔をするな、と言われた。元々、尚史の名前を出すつもりはなかったから、俺としては、どうでも良かったんだがな」
「なぜだ? 俺は弦を唆した人間だぞ。今更だが、怒っていないのか?」
正直、警察署の前で殴られてもおかしくはなかった。今、この場であっても、弦にはその資格があり、俺も殴られる覚悟で会いに来たからだ。
それなのに弦は、ずっと飄々としていた。
「さっきも言っただろう。同志だと。お前は否定したが、湊への恨みがあるから、自分に代わって俺に頼み込んだんだよ」
それは……栞を轢いたのは、弦ではなく、俺だった可能性もある、と言いたいのか。
「……弦、一つ聞きたい。俺に言われたから、栞を轢いたのか。それとも、何か他にキッカケがあったとか」
あってほしい。そう願って問いかけた。



