「……取引を持ちかけられた」
「もしかして、示談にしないようにって?」
「まだ何も話していないのに、なんで……いや、湊も同じように取引を持ちかけて来たのか?」
「どっちかっていうと、お姉ちゃんから尚史さんに、尚史さんから私が聞いたていで話をされたから、合っていたのか確かめたかったの。湊さんの話に合わせて、返事をしていただけだから、気になっちゃって」
だから一昨日の件を、先に話したかったのだ。とりあえず、合っていて良かった。そう安堵していた横で、尚史さんが険しい顔で私を見てきた。
「ご、誤解しないでね。その前にお姉ちゃんと会ったわけじゃないの。湊さんは、お姉ちゃんじゃ説得できないと思って、私に直接言いに来ただけで——……」
「それじゃ、湊も示談をしないように言った、というのは本当なんだな?」
「えっ、なんで……」
「警察から聞いたんだ。栞のこと、一応、頼んだ身だからな」
そっか。報告義務があるってことよね。でもなんで、まだ険しい顔をしたままなの?
「もしかして、示談にしないようにって?」
「まだ何も話していないのに、なんで……いや、湊も同じように取引を持ちかけて来たのか?」
「どっちかっていうと、お姉ちゃんから尚史さんに、尚史さんから私が聞いたていで話をされたから、合っていたのか確かめたかったの。湊さんの話に合わせて、返事をしていただけだから、気になっちゃって」
だから一昨日の件を、先に話したかったのだ。とりあえず、合っていて良かった。そう安堵していた横で、尚史さんが険しい顔で私を見てきた。
「ご、誤解しないでね。その前にお姉ちゃんと会ったわけじゃないの。湊さんは、お姉ちゃんじゃ説得できないと思って、私に直接言いに来ただけで——……」
「それじゃ、湊も示談をしないように言った、というのは本当なんだな?」
「えっ、なんで……」
「警察から聞いたんだ。栞のこと、一応、頼んだ身だからな」
そっか。報告義務があるってことよね。でもなんで、まだ険しい顔をしたままなの?



