これまで湊さんの存在を、私に話さなかったのと同じで、姉は家で仕事の話は一切しない人だった。その理由が妬みや嫉みによる嫌がらせだったら、無理もないと思った。
お姉ちゃんは、妹の私を利用するほど、自尊心が高い人だ。弱みなんて……絶対に見せたくないはずだ。逆の立場だったら……私もしないと思う。
けれど湊さんも、担当医ということもあって、簡単に首を縦に振らなかった。
「琴美の気持ちは分かるよ。だからそうだな。条件付きで許可をしよう」
「条件?」
「担当医である、僕の同行。それなら、いざ何かあってもすぐに対処ができるからね。琴美だけでなく、警察の方も今、栞さんに何かあったら困るし」
「っ! ありがとうございます、湊さん」
結局、湊さんが折れる、という形での外出となった。本当、なんなんだろう。
お姉ちゃんは、妹の私を利用するほど、自尊心が高い人だ。弱みなんて……絶対に見せたくないはずだ。逆の立場だったら……私もしないと思う。
けれど湊さんも、担当医ということもあって、簡単に首を縦に振らなかった。
「琴美の気持ちは分かるよ。だからそうだな。条件付きで許可をしよう」
「条件?」
「担当医である、僕の同行。それなら、いざ何かあってもすぐに対処ができるからね。琴美だけでなく、警察の方も今、栞さんに何かあったら困るし」
「っ! ありがとうございます、湊さん」
結局、湊さんが折れる、という形での外出となった。本当、なんなんだろう。



