「いつから?」
「栞が退院してからかな。事故の件で、弦が湊の名前を出したもんだから、病院にすら顔を出せなくなったんだ。湊が担当している患者をそれぞれ分担した時に、もぎ取った」
「あれ? 湊さんの患者は尚史さんの患者じゃないの?」
「さすがに全部引き受けていたら、自分の仕事ができない。逆に湊のサポートが俺の仕事なら、問題ないが、外科医として芳口病院に雇われている身だからな。職務怠慢扱いになる」
「あっ、そっか」
湊さんのサポートは、あくまでも内々の事情であって、雇用契約には含まれていないらしい。いや、含まれていたら、それはそれで驚いてしまう。可愛い倅のために、専用の人間を付けるとか……園子夫人を見ていたら、あり得そうで分からなくなってきた。
「担当医としての気持ちもあるが、恋人として、栞のことを他の奴に任せたくない。結局のところ、俺のエゴなんだ。でも栞にとって芳口病院は……いい環境とは言い辛いだろう?」
「栞が退院してからかな。事故の件で、弦が湊の名前を出したもんだから、病院にすら顔を出せなくなったんだ。湊が担当している患者をそれぞれ分担した時に、もぎ取った」
「あれ? 湊さんの患者は尚史さんの患者じゃないの?」
「さすがに全部引き受けていたら、自分の仕事ができない。逆に湊のサポートが俺の仕事なら、問題ないが、外科医として芳口病院に雇われている身だからな。職務怠慢扱いになる」
「あっ、そっか」
湊さんのサポートは、あくまでも内々の事情であって、雇用契約には含まれていないらしい。いや、含まれていたら、それはそれで驚いてしまう。可愛い倅のために、専用の人間を付けるとか……園子夫人を見ていたら、あり得そうで分からなくなってきた。
「担当医としての気持ちもあるが、恋人として、栞のことを他の奴に任せたくない。結局のところ、俺のエゴなんだ。でも栞にとって芳口病院は……いい環境とは言い辛いだろう?」



