「……湊自身はどうなんだ? 弦と会えたのか?」
「まさか。警察署には行くが、会わせてくれるとでも思うのか?」
「だが、一ノ瀬姉は被害者家族でもあるんだぞ。無神経だと思わないのか?」
「っ! 最初はそう思ったさ。でも琴美が……」
「やらせてくれってか」
「俺は会うことができないから、代わりにって。さらに弦を説得させる、とも言っていたから、任せることにしたんだ」
はっ! 思わず心の中で、悪態をついた。
まんまと利用されているんじゃねぇかよ。散々、俺を利用してきた男を、いとも簡単に利用して……尻拭いは俺にやらせている。
こういう図式にした俺も悪いが、それを利用して、俺への腹いせをするとはな。ますます俺も邪魔をしたくなったぜ。
「それなら一ノ瀬姉に、たっぷりと褒美でもしてやったらどうだ? 高級ディナーでも、旅行でも行ったらいい」
「おいおい。今はそんなことをしている場合じゃないだろう?」
「何を言っているんだ。そのための俺だろう?」
「まさか。警察署には行くが、会わせてくれるとでも思うのか?」
「だが、一ノ瀬姉は被害者家族でもあるんだぞ。無神経だと思わないのか?」
「っ! 最初はそう思ったさ。でも琴美が……」
「やらせてくれってか」
「俺は会うことができないから、代わりにって。さらに弦を説得させる、とも言っていたから、任せることにしたんだ」
はっ! 思わず心の中で、悪態をついた。
まんまと利用されているんじゃねぇかよ。散々、俺を利用してきた男を、いとも簡単に利用して……尻拭いは俺にやらせている。
こういう図式にした俺も悪いが、それを利用して、俺への腹いせをするとはな。ますます俺も邪魔をしたくなったぜ。
「それなら一ノ瀬姉に、たっぷりと褒美でもしてやったらどうだ? 高級ディナーでも、旅行でも行ったらいい」
「おいおい。今はそんなことをしている場合じゃないだろう?」
「何を言っているんだ。そのための俺だろう?」



