「佐藤さん、わたし人間界のことは ほとんど知らないの。 触れ合うことも、その温かさも。 さっき頬に触れた佐藤さんの手、すごく温かかった。 だから、そうやって少しずつ、教えてくれる?」 佐藤の心臓が激しく鳴った。 胸の高鳴りを抑えながら、できるだけ優しく さっき近づけた手をゆっくりと握った。 「…うん。全部、教えてあげる。」 うちゅうの瞳がキラッと輝き、パッと明るい星屑が舞った。 こうして、ふたりの甘く、奇跡的な物語が 静かに始まった。