Sugar Space ~5次元から来た君に恋をした~

初めてのデートから、1週間ほど経った夜。

作業を終えた佐藤とうちゅうは、並んで
ベッドに座って静かに話していた。

部屋の明かりを落とすと、うちゅうの髪から零れる
星屑の光が柔らかく、ふたりを照らしている。

佐藤は少し迷った後、真剣な目でうちゅうを見た。

「……うちゅう。
5次元のこと、もっと知りたいんだ。
どんな世界だったの?
ルールとか、日常とか…教えてくれる?」

うちゅうは緊張した様子で、膝の上で指をぎゅっと絡ませながら話し始めた。

「5次元は…『想い』が全ての世界。
物質はほとんどなくて、みんな想いのエネルギーとして存在しているの。
時間もゆったり流れていて、数十年や数百年単位で物事を考えるのが普通。
争いもなくて、綺麗だけど…少し寂しい世界だった。」