蝉の鳴く頃ーー初夏。 第三者は映画館へ行ったやら旅館に行ったやら ねちっこい戯け話で群がる一軍ーー。 最後に教科書をまとめてノートをとっていると 腕を組まれ「旬くんも!」 と、何故か名前を知られ訪れた美女。マドンナ。 男どもはあけすけダルそうに僕を迎えたーー。 集団リンチに遭いますか?僕。悪女にみえてきたーー。 グッと胃が痛む演技をする。 彼女は前触れもなくーー「ごめん!急用!」 と言って仮病の僕を敷居跨いで一人暮らしの住居へ連れてかれるのだったーー。