Dying music 〜音楽を染め上げろ 高2編~








「何かあったら互いに相談な。特に恭也と夏樹。」


涼がわざわざ名指しで釘を刺してくる。


「何で僕らなんだよ。」


思わず眉をひそめると、怜斗が即座に指を突きつけてきた。


「お前ら溜め込み癖あるからだろうがよ!去年の大喧嘩繰り返されたらたまったもんじゃねぇよ!」



……今それ持ち出すかよ。あのあと、恭也と2人で反省会したの、知らないだろ。


「ちゃんと相談する。だからもうその話擦んなって…。」


恭也の声が少しだけ沈んでいる。ほら見ろ、本人が一番堪えてるんだ。


「何回だって擦ってやるよ(笑)」


怜斗が悪びれもせず笑う。


「もう帰ろうぜ~。俺腹減ったぁ~。」


涼が伸びをしながら立ち上がる。時計を見ると、もう19時近い。


1年生それぞれの指導方針、進捗度の共有、全体スケジュール――今日のミーティングで確認すべきことは全部終わった。




僕もイベントが控えている。




……頑張るか。