デイジーは身体が弱い妹のように可愛がっている幼馴染みで、自分には何か特別な感情があるわけではない。
ただ、体が弱く余命宣告を受けているから、あまり強いことも言えない。そのような状況で少々の我が儘であれば、許してやりたいと考えている。
……ふーん。それって、私の立場その他もろもろなど、何も考えていない……そう、名誉や心が傷ついたって、どうでも良いってそういうことよね?
何度も何度も思ったし、直接そう言ったことだってある。婚約者として不愉快な思いをするようなことは、私は極力止めて欲しいのだと。
けれど、セシルは自分に甘えるデイジーを、そのままにしている。デイジーは貴族ではないので、流石にクレイヴン公爵家の外には連れていけないけれど、クレイヴン公爵家で開催されるお茶会などではあの通り。
クレイヴン公爵家はこの王国の中でも一番に力を持つ貴族で、そんな彼の振る舞いを見て周囲は『妹のような幼馴染み』の存在を、暗黙の了解と心得る。
婚約者であるはずの私はそんな中で、なんだか、空気になったようにも思えるのだ。
ただ、体が弱く余命宣告を受けているから、あまり強いことも言えない。そのような状況で少々の我が儘であれば、許してやりたいと考えている。
……ふーん。それって、私の立場その他もろもろなど、何も考えていない……そう、名誉や心が傷ついたって、どうでも良いってそういうことよね?
何度も何度も思ったし、直接そう言ったことだってある。婚約者として不愉快な思いをするようなことは、私は極力止めて欲しいのだと。
けれど、セシルは自分に甘えるデイジーを、そのままにしている。デイジーは貴族ではないので、流石にクレイヴン公爵家の外には連れていけないけれど、クレイヴン公爵家で開催されるお茶会などではあの通り。
クレイヴン公爵家はこの王国の中でも一番に力を持つ貴族で、そんな彼の振る舞いを見て周囲は『妹のような幼馴染み』の存在を、暗黙の了解と心得る。
婚約者であるはずの私はそんな中で、なんだか、空気になったようにも思えるのだ。



