君との思い出~私の愛した人たちへ~

『ユキエと別れたんだって?』
『ああ』
『私のせい?』
椎名さんは黙っていた。
『…ごめん』
私は謝った。謝るしかなかった。
『えりこが悪い訳じゃない。
俺、ユキエに「えりこ先輩といるとき椎名さん顔が違うよ」といわれ続けて
正直嫌になってきたんだ。
俺が決めて別れたんだ。』
と。
『でも…』
といいかけるとまた抱き締められた。
『お前のせいじゃないって。』
それからしばらく微妙な時間が流れた。
あまり正直に書けないが一線は越えなかった。