あとで聞いたのだが母が私がいない時に
『学校では休むと癖になるから連れてこいっていってるんだ』
といったら林は
『あの子はそんな子じゃない』
と言い切り私を休ませた。
その言葉どおり私は診断明けにはちゃんと学校へ行った。

親も教師も誰も私を信用しなかったあの時期、
たった一人信用してくれた唯一の人、それが林だった。

一段落していじめの理由がわかったことを報告に行くと林は爆笑してた。
『すごいなぁ、まぁでもすっきりしたやろ?』
と。
その通りだった。