いじめにあい、登校拒否になった私を救ったのは学校の先生でもない、親でもない、林だった。

学校を休みがちになった時、学校では『休みだしたらずっと休むようになるから無理にでもこい』という対応で
いっては保健室で寝ていることも度々だった。
あとは遅刻してみたり早退してみたり。
親は親で学校のいうとおりに学校に行かせる姿勢だった(たまに休ませてくれたが)。

そんな状況で『好きなだけ休め』といったのは林だった。
『一番辛いのえりちゃんやろ?休んでも負けにはならへんよ。診断書書いてやるから休んだらええやん。』
とやさしい関西弁で私にいった。