君との思い出~私の愛した人たちへ~

身を任せた相手は私の気持ちを知ってか知らずか
ある時ピロートークでまこっちゃんの話をした。
『まこっちゃん、額に傷あるだろ?
あれ、何年か前の花見の場所取りの時、
夜酔っ払いにビール瓶で殴られた傷なんだ』と。
彼は続けた。
『だからまこっちゃん、夜の場所とりに反対するんだよ』

そういえばそうだった。
花見やら芋煮会やらで前の夜寝ずに場所取りをするのだが
まこっちゃんはことごとくそれに反対した。
理由を聞いても何もいわずに
『夜行かんでもええ。』
とだけいっていた。

まさかこういう状態であの人の名前を聞くとはね…と一人苦笑いした。