スパダリは私だけに着崩して

夜中帰ってくる。


「翠…悪い、遅くなった」


「おかえり」
抱きつく。



「ただいま」




私は疲れて帰ってきたますます着崩れたスーツに抱きつくのが大好きなの。




ネクタイを緩める姿にまた恋に落ちる。




ムスクの香りと汗の混じった匂いに包まれながら、ただ唇が触れるのを待つ。




息をすることもできないほど溶けていく。