漆黒な愛



「もしかして隣町の有名だった女子中学生ーー!
?」


矛先を向ける西園寺先輩。


「噂なんてあったか」


品定めできない先輩故の質問。


「いや僕も昔同じ中学で惚れてラブレター下駄箱に入れたんですけど……物凄い数で読まれてない可能性大ですが……」


「辻褄が合わない」


ネックに取られると立ち止まるセリフとたまに頭を抱え込む仕草。悠くんが狼狽えている。稀にみない憤りだ。