沈黙が続く車内、カッチカッチとウインカーの音が響く。
しばらくすると大きな家が見えてきた。
オレンジ色のライトが入り口についていて
大きな門がある。
車は、大きな門の近くに止められると運転手さんが車のドアを開けてくれる。
男性さんはサッと降り、私の腕を掴むとグッと引っ張った。
もう!何回この人は私の腕を引っ張るんだ
そんなことは思っていても絶対に言えないので黙って引っ張られる。
外に出されると、そのまま引っ張っていかれ大きな門に入っていく。
そのままズンズン進んで行き、スライドドアに手をかける。
ガラガラガラ
中に入ると掴まれていた腕が離され。
奥の方から1人の男性が走ってくる。
「おかえりなさいませ!海斗さん!!!!」
夜なのに元気な人だ、私はこんなに疲れているのに。
「客だ、客間に通す」
「承知いたしました!お茶を持っていきますね」
一礼するとまた走っていってしまう。
「おい、こっちだ」
声のする方を見ると男性さんは靴を脱いで部屋の中に上がっていた。
そしてスタスタ歩いて行ってしまう。
いつの間に!いつ靴を脱いで上がったんだ?
えーーーい!ここまで来たらとことん付き合ってやろうじゃなの!
そう意気込んで私も靴を脱いで部屋に上がる。
「お、邪魔します」
男性さんに着いていく。
部屋に着くと(そこに座れ)と言われ、高そうな座布団にそっと正座する。
足を崩して座るんなんて絶対に無理。
きっと私は、無意識に正座をしていたのだ。
沈黙の時間が続く・・・。
気まずい!非常に気まずい・・・
コンコンコンとノックの音。
「入れ」
短く言う男性さん。
「失礼します」
中に入ってきたのは先ほどの元気な人。
「こちらどうぞ!京都から仕入れましたほうじ茶です」
机の上に出してくれたほうじ茶、湯気が立っていて美味しそう。
「ありがとうございます!」
「お熱いうちにどうぞ」
そう言いながらニコリと笑ってくれる。
あぁ、可愛い笑顔。
この人も怖い部分があるかもしれないと少し緊張してしまう。
「いただきます」
お茶を一口いただく。
口の中に広がる香ばしいお茶の風味と鼻に抜けていくほうじ茶のいい香り。
「美味しい」
自然と緊張がほどけ、頬が緩んでしまう。
「良かったです!」
嬉しそうに笑う元気な人。
「おい、女」
緩んだ緊張が一気に引き締まりまた緊張してしまう。
「海斗さん!そんな言い方は失礼ですよ!」
海斗、男性さん、海斗って言うんだ
さっきも名前呼ばれていた気がするが、落ち着いて聞く余裕がなかったから覚えていなかった。
数十秒の間があった後、海斗さんが口を開いた。
「女、お前、名前は?」
突然の発言にびっくりしてしまう。
「えっと、私の名前は、春山さくらです」
「春山…さくらねぇ…」
また、数十秒の沈黙が続く。
『しばらくの間俺がお前を守ってやる』
冷たく気持ちがこもっていない言葉を言ったのだ。
しばらくすると大きな家が見えてきた。
オレンジ色のライトが入り口についていて
大きな門がある。
車は、大きな門の近くに止められると運転手さんが車のドアを開けてくれる。
男性さんはサッと降り、私の腕を掴むとグッと引っ張った。
もう!何回この人は私の腕を引っ張るんだ
そんなことは思っていても絶対に言えないので黙って引っ張られる。
外に出されると、そのまま引っ張っていかれ大きな門に入っていく。
そのままズンズン進んで行き、スライドドアに手をかける。
ガラガラガラ
中に入ると掴まれていた腕が離され。
奥の方から1人の男性が走ってくる。
「おかえりなさいませ!海斗さん!!!!」
夜なのに元気な人だ、私はこんなに疲れているのに。
「客だ、客間に通す」
「承知いたしました!お茶を持っていきますね」
一礼するとまた走っていってしまう。
「おい、こっちだ」
声のする方を見ると男性さんは靴を脱いで部屋の中に上がっていた。
そしてスタスタ歩いて行ってしまう。
いつの間に!いつ靴を脱いで上がったんだ?
えーーーい!ここまで来たらとことん付き合ってやろうじゃなの!
そう意気込んで私も靴を脱いで部屋に上がる。
「お、邪魔します」
男性さんに着いていく。
部屋に着くと(そこに座れ)と言われ、高そうな座布団にそっと正座する。
足を崩して座るんなんて絶対に無理。
きっと私は、無意識に正座をしていたのだ。
沈黙の時間が続く・・・。
気まずい!非常に気まずい・・・
コンコンコンとノックの音。
「入れ」
短く言う男性さん。
「失礼します」
中に入ってきたのは先ほどの元気な人。
「こちらどうぞ!京都から仕入れましたほうじ茶です」
机の上に出してくれたほうじ茶、湯気が立っていて美味しそう。
「ありがとうございます!」
「お熱いうちにどうぞ」
そう言いながらニコリと笑ってくれる。
あぁ、可愛い笑顔。
この人も怖い部分があるかもしれないと少し緊張してしまう。
「いただきます」
お茶を一口いただく。
口の中に広がる香ばしいお茶の風味と鼻に抜けていくほうじ茶のいい香り。
「美味しい」
自然と緊張がほどけ、頬が緩んでしまう。
「良かったです!」
嬉しそうに笑う元気な人。
「おい、女」
緩んだ緊張が一気に引き締まりまた緊張してしまう。
「海斗さん!そんな言い方は失礼ですよ!」
海斗、男性さん、海斗って言うんだ
さっきも名前呼ばれていた気がするが、落ち着いて聞く余裕がなかったから覚えていなかった。
数十秒の間があった後、海斗さんが口を開いた。
「女、お前、名前は?」
突然の発言にびっくりしてしまう。
「えっと、私の名前は、春山さくらです」
「春山…さくらねぇ…」
また、数十秒の沈黙が続く。
『しばらくの間俺がお前を守ってやる』
冷たく気持ちがこもっていない言葉を言ったのだ。
