離してくれない若頭さま

【さくら】
「今日もいい天気だなぁ…」とぐーーっと背伸びをする


私は大学1年生で、楽しく大学生ライフを送っていた


ふん〜ふん〜と鼻歌を歌いながら、綺麗な青空を見ながらるんるんで大学に行く道を歩いているとある人にぶつかってしまう


「はっ!ご、ごめんなさい!あの…しっかり前を見ていなくて…」


頭を下げ、顔をあげるとそこには男性がいた


「いえ、気にしないでください」とにこっと笑ってくれる男性


黒い眼鏡をかけていて、黒の髪の毛で、しっかりセットしてある


なんと言えばいいかわからないが
ものすごいイケメンだということはわかる


じーっと見つめてしまったせいか、(何か僕の顔についている?)と聞かれてしまう


「い、いえ!とてもかっこいいな〜!と思いまして!」と慌てていうと


男性はクスリと笑うと「ありがとう」といい歩き始める


歩き始める男性をぽーっと見つめると後ろからドン!と強い衝撃が…後ろを振り返ると


「おはよーー!さくらっ!」


元気に挨拶してくれたのは、高校からの友達、「桜井まき」《さくらいまき》だった


「おぉ、びっくりしたぁ…まき!おはよ!」


私もまきと同じくらい元気な声で挨拶をする


「まき…私恋したかも…」


突然の発言に、まきは綺麗な二度見をする。
そして私の肩をパッと掴み、ゆさゆさと肩を揺らされる


「えっ?相手は!?誰!?どんな人!?名前は!?」


一気に質問をしてくるまき、でも私はあの男性の笑顔が離れずぼーっとしてしまう




お昼の時間になり、まきと食堂に行き、おぼんにのった美味しそうな今日ランチを机に置く


「さくらぁ〜そろそろ教えてよぉ〜!」


座った途端に言い出すまき


「教えろと言われてもなぁ…」


なんと答えればいいかわからない私はんーーと悩む。そして、あることを思いつくと


「黒い眼鏡をかけていて、とてつもないイケメンだった…」


(え?それだけ?)とまきは呟く


「後は…めちゃくちゃいい匂いした!」


まきは、ぷっと笑いだす


「それだけじゃ、何もわからないよぉ、ほんとに可愛いんだから」


と涙を拭きながら笑うまき


私は何がそんな面白いんだろうと思いながら
手を合わせて(いただきます!)と言い、今日のランチであるオムライスを一口食べる


もぐもぐとオムライスを食べていると、ある男性に目がいく


「ま、まき!あの男性さんだよぉ!」


少し大きな声で叫ぶとまきもその男性に視線がいく


2人で見ていると、視線に気付いたのかこっちに来てくれた


「こんにちは、朝はどうも」


爽やかに挨拶をする、男性さん


まきをちらりと見ると驚いた表情で目をぱちぱちさせていた。


「こ、こんにちは!」


「オムライス美味しそうだね」


「は、はい!とても美味しいです!」


返事をするとじーっと見つめてくる男性さん


「ケチャップついてるよ?」


そう言われた私は慌ててスマホのカメラを起動して自分の顔を確認する


男性さんの言っていた通りケチャップがついていて顔を真っ赤にする私

急いで拭き取り(ありがとうございますっ!)と言うと男性さんは爽やかかな笑顔をして去っていく


「やっぱり・・・かっこいい!ねぇ?まき」


そうい言いながらまきを見ると、まきは私に
グッと近づき


「さくらの恋の邪魔をするわけじゃないけど、あの人きっと裏がある気がする・・・」


「え?男性さんに裏の顔?」


「うん、確かにカッコよかったけど、目の奥笑ってなかったよ?気をつけなね・・・」


心配そうに言うまき、私はまだあの爽やかな男性さんに限ってそんなことないと思っていたのだ