Color and Lights

私は思いついた案をできるだけ分かりやすく伝えた。
「まだ話を聞いたばかりなので詳しいことは言えませんが、ワイン等の大人をイメージさせる小物を写真に入れたり、女性の手や持っている所をマカロンを主役にした上で背景として入れたりするとかですかね。あとは童話感をどう出すか…です。今お話を聞いて思いついたのはこれぐらいです。」


「なるほど…いい案ですね。今の案を仮案として上司に提案してみます。この案が通ったら、髙田さんが提案してくれた案をもとに写真の詳細を決めていきましょう。髙田さん、大変かもしれませんが、今仰ってもらった案をもう少し練って頂いてもいいですか?」

私は袴田さんの言葉に了承して、その日の打ち合わせは終わった。無事に終わって胸を撫で下ろす。

「今日はこの後休みだったよね?」
「うん。」
打ち合わせの後は久しぶりの休暇だ。コーヒーを片付けてくれている虹音に鍵の戸締りをお願いしておく。条野さんの依頼の件もいつの間にか終わっていた。

「今日のこそはゆっくり休んでね!?」
「はぁーい」
心配してくれる虹音に頬を緩ませながらスタジオを出る。