Color and Lights

「すみません、お隣よろしいですか?」
そう声を掛けると彼女から「いいですよー。どうぞ!。」と返答が返ってくる。

同意を得られたことにホッとしながら席に着くと、彼女の方から「あれ、条野さんじゃないですか。どうしてここにいるんですかー? 」と言われ、覚えていてくれたことに嬉しさを覚え、口角が緩む。

「私もよくここに来るんですよ。ここのバー、使いやすくて雰囲気もいいですからね。それにしても貴女、もの凄く酔っているように見えるんですけど大丈夫ですか?」
そう言いながらさりげなく彼女の様子をできる限り確認する。

そんなことないと言う彼女を尻目に、相当酔っているなと感じる。酔っている彼女は普段と明らかに違って、純粋無垢な子供みたいだ。

彼女と一緒に飲みたい気持ちを抑えて、彼女からカクテルを引き離そうとする。