Color and Lights

「えーと、まずはおめでとう。これから大変なことも多くあると思うから、なんかあったらいつでも私を頼ってね。すぐ駆けつけるから。というか、そんな大事なこと、メールでもいいから早く伝えてほしかったー!」と私は頬を膨らませる。

「ごめん、ごめん。でも華には直接伝えたかったの。って、ちょっと…泣いてる?」

そう、私は八重ちゃんが妊娠していることを知って、たくさんの感情がブワッと溢れて、涙が止まらなくなってしまったのだ。

「バーが閉まっちゃうのは寂しいけど、八重ちゃんの赤ちゃんが見れると思うと嬉しくて…。バーっていつまでやるの?これから毎日通うー!!」

泣きながらそう言う私を見て、

「もー、華ったら、泣いちゃってどうするのよ。せっかくのお化粧が台無しよ。お店は今週末までやるつもりだからなるべく来てくれたら嬉しいわ。今日は祝いの日でしょ。泣いてないで私が心を込めて作ったカクテルを飲んで一緒にお祝いしましょ。」とカクテルを差し出してくる。

私はそれに頷いて「かんぱーい」と言いながら八重ちゃんのグラスに自分のグラスを当ててカクテルを飲んだ。