Color and Lights

「そうねぇ、今日は来れないのかも。あと、華に伝えないといけない事があるんだけど…。」と少し気まずそうに私を見つめる。

「どうしたの?何かあった?」
「実は…お店を臨時で閉めようと思ってるの。今、私妊娠してて…。」という衝撃的な内容が耳に入ってきた。

私はいつも飲んでいるカクテルを吹き出しそうになりながらも、まくしたてるように疑問をぶつける。

「え?なに?どういうこと?ってか、妊娠したの?え、相手は?今は体調とか大丈夫?」慌てる私が面白かったのか、くすくす笑いながら八重ちゃんは私に今までのことを話してくれた。

「相手は付き合ってた彼氏なんだけど、この間子供のことで別れちゃったから、この子は1人で育てていくつもり。最初は大変だと思うけど、両親にも相談して協力しながら頑張っていこうって話になったの。このバーは臨時休業って形にしてしばらくはお休みにしようと思ってる。子供を産んで、ある程度慣れてきたらまた再開するつもり。」

そう言う八重ちゃんの目は真剣で、本気だという事が伝わってくる。