勢いで新幹線に飛び乗った。
こんなこと、したことない。
……会ってくれるかな。
……会ってくれたとして、なんて話したらいいんだろう。
分からないけど、会いに行くことしか考えられなかった。
悠太郎くんの元気な顔が見られたら、それでいい。
アイドルでも、アイドルじゃなくても、私は悠太郎くんがいい。
新幹線なのに、すごく遅く感じた。
ーー
(……この辺、だよね)
蓮くんが送ってくれた住所を頼りに悠太郎くんの家を探す。
「ASAKURA」
……あった。ここだ。
大きく息を吸い込んで、インターホンを押す。
「はーい」
と明るい女性の声がした。
「あの、朝比奈紬と言います」
「悠太郎くんの、大学の同級生で……」
「悠太郎くんに、会わせてもらえませんか」
「あらあら、ちょっと待ってね」
という声がして、玄関の扉が開く。
……この人が、悠太郎くんのお母さん。
「朝比奈さん、良かったら上がって」
優しく声を掛けてくれる。
「紅茶は好き?」
「あ、好きです。でも、あのお気遣い頂かなくて大丈夫です」
「私が勝手に押し掛けて……」
「ここに座ってて」
「悠太郎、呼んでくるからね」
素敵なティーカップ。
……お部屋も素敵。
ここで、悠太郎くんは育ったんだ。
悠太郎くんの優しさの理由が、分かった気がした。
悠太郎くんのお母さんが戻ってくる。
「ごめんね、あの子……」
「会いたくない、ですよね」
分かっていたけれど、ここまで来て会わないわけにはいかなかった。
「あの、ドア越しに、お話だけでもさせてください」
こんなこと、したことない。
……会ってくれるかな。
……会ってくれたとして、なんて話したらいいんだろう。
分からないけど、会いに行くことしか考えられなかった。
悠太郎くんの元気な顔が見られたら、それでいい。
アイドルでも、アイドルじゃなくても、私は悠太郎くんがいい。
新幹線なのに、すごく遅く感じた。
ーー
(……この辺、だよね)
蓮くんが送ってくれた住所を頼りに悠太郎くんの家を探す。
「ASAKURA」
……あった。ここだ。
大きく息を吸い込んで、インターホンを押す。
「はーい」
と明るい女性の声がした。
「あの、朝比奈紬と言います」
「悠太郎くんの、大学の同級生で……」
「悠太郎くんに、会わせてもらえませんか」
「あらあら、ちょっと待ってね」
という声がして、玄関の扉が開く。
……この人が、悠太郎くんのお母さん。
「朝比奈さん、良かったら上がって」
優しく声を掛けてくれる。
「紅茶は好き?」
「あ、好きです。でも、あのお気遣い頂かなくて大丈夫です」
「私が勝手に押し掛けて……」
「ここに座ってて」
「悠太郎、呼んでくるからね」
素敵なティーカップ。
……お部屋も素敵。
ここで、悠太郎くんは育ったんだ。
悠太郎くんの優しさの理由が、分かった気がした。
悠太郎くんのお母さんが戻ってくる。
「ごめんね、あの子……」
「会いたくない、ですよね」
分かっていたけれど、ここまで来て会わないわけにはいかなかった。
「あの、ドア越しに、お話だけでもさせてください」



