月下ノ姫

伊織の肩から、 血が流れていた

流生「っ、おい!!」

隼人「テメェら……!!」

空気が一気に変わる

海未の呼吸が止まる

伊織「……平気」

海未「どこが」

伊織は痛みを隠すように笑う

だけど顔色は悪い

海未の胸が、 強く締め付けられた

嫌だ

この感覚

誰かが傷付くのは嫌

失うのは怖い

昔みたいに、 また一人になるのはもっと嫌だった

その時

夜叉総長「……チッ」

珍しく、 男が不機嫌そうに舌打ちした

夜叉総長「お前らやりすぎ」

夜叉メンバーが固まる