月下ノ姫

海未「月詠は家族だから」

その言葉に、 伊織は何も言えなくなる

海未は、 本気で仲間を守ろうとしている

自分を削ってでも

だから苦しい

伊織は、 そんな海未を見ているのが辛かった

放課後

繁華街

ネオンが光る夜の街

そこには既に、 夜叉のメンバーが集まっていた

そして

夜叉総長「遅ぇ」

海未「……」

夜叉総長は笑う

その視線は、 相変わらず海未だけを見ていた

夜叉総長「ちゃんと来ると思ってた」

海未「月詠に手出した時点で終わり」

夜叉総長「怖」

そう言いながら、 楽しそうに笑う

その瞬間