月下ノ姫

スーツ姿の男

九条雅臣

その瞬間、 夜叉のメンバーがざわついた

「……黒月」

誰かが呟く

夜の世界で、 その名を知らない者はいない

元月詠総長

伝説の男

雅臣は海未を見るなり、 静かに眉を寄せた

雅臣「海未」

海未「……大丈夫」

雅臣「その顔で説得力あると思うか?」

海未は黙る

昔から、 雅臣には敵わない

雅臣は海未の前へ来ると、 そっと頭へ触れた

雅臣「今日はもう休め」

海未「でも」

雅臣「総長命令だ」

その言葉に、 海未は小さく目を見開く

今の雅臣は理事長