月下ノ姫

静かな足音

全員が振り返る

そこには

夜叉総長が、 一人で立っていた

流生「っ、テメェ!!」

隼人「殺す」

夜叉総長「待てって」

珍しく、 男は笑っていなかった

真っ直ぐ海未を見る

夜叉総長「……お前」

海未「何」

夜叉総長「そんな身体で戦ってんのか」

海未の目が細くなる

夜叉総長はゆっくり近付く

だが今回は、 妙に静かだった

夜叉総長「白月、お前、無理して笑うタイプだろ」

海未「……」

図星だった

夜叉総長「見ててイラつく」

伊織「海未に近付くな」