月下ノ姫

怒号

バイクの音

殴る音

港に響き渡る

流生「っしゃァ!!」

隼人「邪魔」

伊吹「姫に近付くな」

月詠幹部が次々敵を倒していく

その中心で

海未は、 圧倒的だった

迷いがない

躊躇がない

“白月”としての海未は、 誰よりも強い

だが

──グラッ

一瞬、 海未の視界が揺れた

海未「……っ」

頭が痛い

息が苦しい

昔の記憶が、 急にフラッシュバックする