月下ノ姫

扉を開ける

部屋の奥

大きな窓の前に、 九条雅臣が立っていた

スーツ姿の理事長

だけどその空気は、 普通の教師とはまるで違う

雅臣「全員揃ったか」

海未「……何かあった?」

雅臣は静かに振り返る

その目は、 いつもより少し鋭かった

雅臣「夜叉が動いてる」

その瞬間、 空気が変わる

流生「……マジかよ」

伊吹「派手に来る気か?」

雅臣「恐らくな」

海未は静かに目を細めた

昨夜の男を思い出す

あの視線

あの笑い方

まるで獲物を見つけたみたいだった

雅臣「特に海未」