色恋物語



「俺留年するわ。それで花井のこと守るわ」


「どうして?」


野良猫を膝下に置きながら撫でている最中に
言われた。


「守りたいものができたから」


「皇くんっ」


野良猫が膝からジャンプする。


皇君に抱きつく。



皇君に対し謝らないといけないことがある。


「染井君に関してはね、


実際惹かれそうになったんだ。



ごめんなさい」


いつからともなく、彼から放たれた言葉は、


「世界一可愛い謝罪だな」