色恋物語


「白状しろ!


ここで花井に何をさせようとしたか」



私は2人の格闘に割って入ろうとしたがーー


「何がって賭けをしたんだよ?


クラスから追放されるか俺にするか


決めたとこだったんだよ……!」



「なのに撤回するなんて言うから


脱がして逆らえないように


写真でも撮ろうと思っただけだよ、


ばーーか」


罵声を浴びせられ正気保てず


抵抗しようと動く身体を押さえつけるのに


必死の皇君。


「いいアイディアだな……。


しかも花井と同じクラスと聞いた……。


お前の方から黒歴史つくってやろうか……?」


「皇くんっ、もういいよ。


その程度にしてあげて……」



「俺が許さねぇ」


ペン箱から工作用鋏を取り出す。


「辞めてーー!」



わたしが鋏を掴む。


弱々しい力だけど皇君の力は緩まってく。


体制を整え、


起立した染井は、


「二度と関わらないでくれ」


「こっちのセリフだーー。


な?花井?」



「うっうん……」


さっきまで染井に好意抱いてたとは言いようができない……!



でも同じ教室でいつ2人きりになるか分からないのを
待ったにしとくのは気が引けた。