色恋物語







「花井さん……クラスから追放されるのと僕のものになるの、どっちが嫌ですか……?」


手首を押さえつけられる。


どうしてこーなった。委員会で一緒になることが増え


2人きりになった瞬間攻められた。


「クラスから追放されるって……。具体的にどんなこと


するの……」



彼の目線が胸元を捉えた。


卑しい目つきだった。


同時に寂しそうでもあった。



萌え!萌え!萌えるんですけどーー!?


「染井くんってクラスで浮いてた存在なのに、
突拍子のない発言するんだね……」


「今と過去は関係ないでしょ」


資料室。夕方。夕陽が差す。


2人のシルエットが窓から部屋越し


映る。


「噛みたい……」


そう口ずさんだ染井君の言葉に気を許してしまいがちになる。


「もう一度聞くよ……?クラスから追放されるのと僕のものになる。どっちがいい……?どちらにせよ、花井さんにはバッドエンドだけどね……?」



「染井君と付き合いたいです……!」


そう言わざるを得なかった。



「勝手な女……。最初から僕に服従すればよかったんだ……」


首を指先でなぞって、


「明日風間先輩にお別れの挨拶するんだよ……?分かった……?」


鎖骨あたりまで指先がきて、止まった。


「わわかりました!染井君!」


「了解」


ゆるゆる頬を緩めた顔。染井くんと皇くんの愛の境界線が分からなくなってきた。



今はギャップ萌えしてる状態だ。