「しょうがないなぁ……。花でも見に行くか……」
彼が提案したのは校舎裏の花壇だった。
目立ちにくい場所にあったため
驚きと感動を交える。
「綺麗な花壇っ」
横にしゃがみ込んだ彼。
「そう言えば指輪っ!一年生に渡したんですよね……?
確か朝井さんって人に」
驚きを交えた顔つきで話はじめた。
「指輪物語のことかな?
本のことだよ」
「あっそうだったんだ……。
婚約指輪のことじゃなかったんだ……」
「ブッ……」
思わず吹き出した彼。
「ずっと勘違いしてたの?
可愛ーね」
皇くんから可愛いって褒めちぎられたっ。
心臓がバクバクしてる。
昨日辺りからおかしくなっちゃってるみたいっ。
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