色恋物語


カーテンをガバッと開けてムギュッと抱きしめられたい。


抱きしめたい。そう直感で思った。


「あら目覚めたのね」


近距離で
拝める日が来るなんて……。


「皇先輩っ!皇先輩が私のこと運んでくれたんですか!?」


語気強く言った言葉が張り詰めた空気を和ませる。



「まぁ……」