そして、私たち誤解し合ったまま一年間が過ぎて……お互いに向かい合うこともままで、そのまま離婚してしまうところだったのだわ。
なんて……悲しいすれ違いかしら。未遂で済んで良かったわ。
「……その、ジャレッド様。幼い私にとって、ジャレッド様は、救いの王子様に見えたのです。貴方と結婚する日を待ち望んでいました」
「……クラウディア」
「ダニエルを私の愛人に間違われたなんて、驚きましたけど……けれど、私たち一年間ずっと二人で意地を張ったままだったのですね」
「ああ。そういうことだ。驚くべき事実だが」
私が彼へと近付くとジャレッド様は私の手を取って、いきなり横抱きにした。
「……っえ?」
もちろん、私たちはずっとそういう関係ではなかったので、こんなにも彼の顔が近くになるのは初めて。
「クラウディア。君を愛している。愛人のことを確かめられずにいたことは、おそらくは君への好意があるために、それを軽々しく確認出来なかったんだ……今では、それを悔いている」
ジャレッド様の吐息を感じるまでに近付き、顔に熱が集まってきた。
なんて……悲しいすれ違いかしら。未遂で済んで良かったわ。
「……その、ジャレッド様。幼い私にとって、ジャレッド様は、救いの王子様に見えたのです。貴方と結婚する日を待ち望んでいました」
「……クラウディア」
「ダニエルを私の愛人に間違われたなんて、驚きましたけど……けれど、私たち一年間ずっと二人で意地を張ったままだったのですね」
「ああ。そういうことだ。驚くべき事実だが」
私が彼へと近付くとジャレッド様は私の手を取って、いきなり横抱きにした。
「……っえ?」
もちろん、私たちはずっとそういう関係ではなかったので、こんなにも彼の顔が近くになるのは初めて。
「クラウディア。君を愛している。愛人のことを確かめられずにいたことは、おそらくは君への好意があるために、それを軽々しく確認出来なかったんだ……今では、それを悔いている」
ジャレッド様の吐息を感じるまでに近付き、顔に熱が集まってきた。



