令嬢ランキング、一位になってみせます!

「……あの、もしかして……試されるって、この事なの?」

 私は恐る恐る、そう聞いた。想像していたのは、もっともっと難しくて、何度も何度も挑戦しても無理そうな課題を課せられると思っていた。

 けれど、これは……簡単過ぎない?

「何を言っているの。数ヶ月前の君なら、迎えに来た時点で何も言えないから、すぐに不合格が出て居たよ。エドワードも言葉足らずな面があるから、そんな彼と幸せになるには自分から行動出来る子でないとね」

 得意げなシルヴァンは髭をそびやかして、そう言った。

「……それもそうね。けど、シルヴァンの試練に合格出来て……良かったわ」

 これでエドワードと結婚することも出来るし、触れることだって許される。

 私が無言のまま彼に手を伸ばせば、微笑んだエドワードはその手を取り、私たちは手を固く握り合った。


Fin