love story

「いやー、今回も感動感動」


駅のロータリーで自転車をとめながら蓮斗は満足そうに映画の感想を語ってる


「よかったよねー、やっぱり全作泣けちゃう」


「愛菜、泣きすぎな。まぁ今回は俺もちょっとうるっときたけど」


「絶対うそ!蓮斗が泣くなんて想像できない!」


「そう?あ、愛菜時間まだ大丈夫?」


時間を見ると20:25


「今日は門限伸ばしてくれたから大丈夫。それに…まだ帰りたくない…」

なんだか夢のような時間で本当に楽しくていつもなら普通に「バイバイ」って言えるのに…

今日はどうしても…帰りたくなかった

蓮斗から言葉が返ってこなくて顔をみようとした瞬間


「…‼︎」


蓮斗があたしの腕をひいてぎゅっと抱きしめてくれた


「ごめん…でも…そんな可愛いこと言われたら帰したくなくなる…」


「蓮斗…」


「でもここで引き止めたらまじで俺、愛菜になにするかわかんないから…でももうちょっとだけこのままでいさせて…」

そういって蓮斗はあたしを抱きしめる腕に力をこめた

あたしもそっと蓮斗の背中に腕を回そうとしたとき