浅生先生はもう恋をしないそうなので、私は今日も好きを伝える。


朝礼の後、そそくさと出ていく浅生先生の背中を見つめては心が締め付けられて。




胸が弾けてドキドキするのと、先生はどう思ってるんだろうっていうモヤモヤとでその日一日中いっぱいだった。




そして放課後。




私は意を決して浅生先生に返事を聞きにいくことにした。




もし万が一、億が一イエスだったら、やったー!ラッキー!だし、




例えノーだとしても…これからイエスにできるように頑張ればいいじゃん?




とこの時の私はポジティブに考えていた。





終礼が終わって教室の後ろのドアを見ると、やっぱり既に浅生先生はいなくて。



私は鞄を背負うと、とある場所に向かった。