浅生先生はもう恋をしないそうなので、私は今日も好きを伝える。


間違えたって何、って言われても…




私も昨日好きなんて言うつもりなくて、




だってまだ本当に好きかなんてわかんなくて、好きかも〜…くらいのレベルだったのに、




先生の意地悪な笑顔を見たらなんか胸が苦しくなって、思わず飛び出た言葉が、『好き』だったわけで…





「えっとー…なんか気づいたら好きって言っちゃってて。」



そんな私の説明に、葉月はわざとらしくため息をついた。



「はあ?猪突猛進すぎ〜…。で、浅生は何て?」



葉月の言葉に、私は「あ。」と短く声を上げた。



「やばい、返事聞くのも忘れてた。」


「…アホすぎ。」



葉月はそう言って再び大きく息を吐いた。



「えー、どうしよっ!返事すら聞いてないんだけど!聞きにいったほうがいいかな!?」



慌てふためく私に葉月は「知らないー。」と適当に返事をするのであった。




口から勝手にこぼれ落ちたとはいえ、好きって告白したのに、返事聞いてないとか私本当に馬鹿すぎ!!!




私は心の中で自分を責めながら立ちすくんだ。