浅生先生はもう恋をしないそうなので、私は今日も好きを伝える。


先生といえば職員室にいるでしょ!



安直だけど案外当たってたりするんじゃない?



私は下駄箱に傘を取りに行ってから、職員室に向かった。





「失礼しま〜す!」



元気よく挨拶をして中を覗くと、中には先生が何人かいた。



空席が目立つ放課後の職員室を、私はゆっくり見渡した。




その中の2年生の担任と副担任が座るデスクの島を見て、私はため息をついた。



「…いない。」



えだちゃんのデスクの向かい側、いつも浅生先生がいるデスクは本とプリントの束が載っているだけで、そこには誰もいなかった。



ええー…先生って職員室にいるもんじゃないの?




っていうか職員室にいない先生ってなんなの?(???)




浅生先生、どこにいるんだろ…。




私は頭の中でぐるぐると考えながら「失礼しました〜…。」と職員室のドアを閉めた。