愛する君の隣でずっと笑っていたい〜独占欲強めな俺様CEOは初恋妻を溺愛する〜

 〜side悠人〜


 「朝霧、今日飲みに行こうぜ」
 
 仕事終わりに同僚の吉田が俺に声をかけた。吉田は3ヶ月前に葉月の親友の高森千夏と結婚したばかりで、今は新婚ほやほやだ
 吉田は昔からは葉月の親友の高森に密かに片思いをしていたらしく、2年前にやっと告白して、片思いをやっと成就させて付き合う事ができた
 結婚もできて、幸せな筈なのに、こうやって飲みに誘うという事は、高森との間になにかがあったのだろう…⁇俺は少し吉田の愚痴を聞く事に気が重くなった

 「パス。晴人が生まれて葉月が毎日てんやわんやなんだ。早く帰ってやらねぇと俺が離婚される」

 俺たちの間に菜乃葉が生まれてから3年以上が経つ。葉月が休みもなく育児に家事に勤しみ、晴人も生まれ更に忙しくなって辛い思いをしているというのに、俺だけ外で遊んでいるわけにはいかない

 一度仕事の付き合い以外で飲んで帰った日が続き、葉月と大喧嘩になった事があった
 それ以来俺は友達との飲み会を極力断り、家庭に時間を費やすようにしていた

 「そうだよな…お前のところは子ども2人だもんな。あー俺ももう少し千夏に対して怖がらずに強く出られればなー」

 吉田の悩みは大方高森に尻に敷かれて不満が溜まり、その不満の吐け口を俺に向けたいのだろう
 吉田から高森が怖いと度々愚痴を聞かされていた

 「お前の場合結婚した時から高森に尻に敷かれるのが目に見えてただろ⁈それを承知で結婚したんだから仕方ない。諦めろ」

 吉田は「だよな…しょうがないか…でも最近千夏何だか俺に隠してる事があるみたいでさー⁈お前に話聞いて欲しかったんだよ」と言って肩をガックリ落として項垂れている

 「まあ、それなら高森に直接聞いてみるしかないだろ⁇じゃあ俺は帰るからな。お疲れ」と言って話しを聞いて欲しそうな吉田を置いて会社を後にした