愛する君の隣でずっと笑っていたい〜独占欲強めな俺様CEOは初恋妻を溺愛する〜

 🎵ピンポーン🎵と家のチャイムが鳴り、玄関の扉を開けると、夏頃に出産したばかりの千夏が博樹《ひろき》くんを連れてやってきた

 博樹くんはまだ3ヶ月で、ふにゃふにゃの赤ちゃんだ。今日は予防接種でたまたまこの近くの小児科を訪れ、ついでに家に寄ったのだと言う。まだ首が座ったばかりの博樹くんは千夏の抱っこでまだスヤスヤと眠っていた

 「博樹くん連れてくるんじゃ大変だから、私が千夏の家まで行ったのに⁉︎」

 まだ小さい赤ちゃんを連れてくるのはホネが折れるため、私はなるべく千夏のところまで自分から会いに行くようにしていた

 「たまには外に出たいからさー。今日はたまたま小児科医まで来たから、ついでだし大丈夫」

 「そっか。なら良かった。どうぞ入って入って」

 千夏を部屋に招き入れた私は、千夏に買っておいた『和』のプリンを差し出した。最近晴人がすっかり歩くようになり、たまに一緒に和まで散歩に行くのが、私の日課となっていた
 和の草介さんとこまいちゃんの間には可愛い女の子の赤ちゃんができ、今はこまいちゃんはお店を休んでいる。草介さんはパパになって新しい店員さんを雇い、より一層和の経営を頑張っていた

 「和にテイクアウトができて良かったね。今はテイクアウトとかデリバリーが流行る時代だもんね」

 和の特製プリンを食べて千夏が幸せそうにニンマリ微笑んだ

 「猫同伴caffeとしてじゃなくて普通のテイクアウトも展開して大当たりだよね。しかも猫用のケーキもテイクアウトできるし家は助かっちゃう」

 ニャーと寄ってきたアズキにテイクアウトした猫用のケーキをあげると食いしん坊のアズキは喜んでいる

 最近太り過ぎてしまったアズキは、おやつのチュールをお預けにされ、少し不満そうにストレスを溜めているようだった

 「今日は特別だよ」

 ニャーと鳴いて猫用のケーキをあっという間に食べてしまったアズキは、早々に昼寝をする為に自分用のベットへと去って行ってしまった