愛する君の隣でずっと笑っていたい〜独占欲強めな俺様CEOは初恋妻を溺愛する〜

 悠人に手を引かれるまま車に乗り込み、私はサプライズ結婚式の時のように行き先も分からないまま悠人に車で連れ出された

 忙しい悠人は休日を返上して仕事に行く事もあり、2人はおろか家族4人で何処かに出かける事も普段はままならない
 もっと一緒にいて欲しい、たまには遠出して皆んなで出掛けてみたいという願いも、悠人が社長という立場上は仕方のない事だと諦めていた

 今日は久しぶりのしかも2人でのお出かけに胸が高まらずにはいられなかった

 「何処に行くの⁇」
 教えてくれるとは思わないけれど、気にならずにはいられず、私は試すように笑いながら訊ねた

 「それは行ってのお楽しみ」
 思っていた通りの答えに「やっぱり」と笑ってしまった。悠人は意地悪そうに私を見て笑っている

 車は都心の雑踏混じえる風景から、綺麗な海の広がる澄んだ風景へと様変わりしていた
 
 「わー。悠人綺麗だよ」

 ふとこの景色を数年前にも見た事を思い出していた。数年前よりも車の速度は控えめで速くないけれど、私はこの景色を数年前にも見た事がある⁈