春の寮で、きみと

入学式当日。遠方だけれどもちろん両親も来てくれ、学園長や誠さんに挨拶をしていた。

「祐也は担任誰だった?」
「…あ、橘先生」
「へえー!俺も1年のとき橘先生だったなあ…懐かしい!」

宗介さんは3年生らしい、そして事あるごとに僕に話しかけてくるようになった。早く話すように強要してこないからすごく楽に会話ができる。

そしてこの寮にはもう一人2年生の方がいるらしいけどまだ1度も見たことがない。一応学校には行ってるみたいだから僕が活動していない夜中とかに活動しているのかな。

部屋に山のように積み上がってる段ボール、学校を辞めてからひたすらいろんな本を読んできて、家の部屋にあった本棚と本をそのまま置けそうだったから持ってきたものの、さすがに一人で片付けるのは難しいような…宗介さんに頼るか?いやでも締め切った部屋で二人は嫌だな…いや、宗介さんはそんな人じゃない。