人生の意味と価値 ①

「……ねぇ、蒼音。」


「なんだ?」


大丈夫。いける。大丈夫。


「一緒に、家を出ない?」


蒼音の瞳孔が開く。


数秒間の沈黙。


私の気持ちが伝わったのか────。


蒼音は覚悟を決めたように、正面から私と向き合った。


「────ああ。」


私たちは、視線を絡ませ合って、一緒に微笑み合った。