くわばらくわばら! 私のバディは優しくない


(あっ、これ、本人は気づいてないパターンだ)


私はよくよく知っていた。

私自身、身に覚えがある。


「蒼麻くんが魔の気を祓って、光音があの世に送る。魔物にとって、これ以上ない退魔方法だと思うよ。とはいえ、お父さんにはできないんだから仕方がない。怨念に囚われたまま現世に留まるよりはずっといいはずだと信じて、お父さんはお父さんのやり方で退魔をするだけだけどな」


蒼麻と私だからできる方法の退魔──

急に誇らしく思えてくる。

蒼麻の復帰が待ち遠しい。


(今日お父さんから聞いたことは、いつ話してあげようかな?)


そのとき、どんな顔をするのかが楽しみだ。