くわばらくわばら! 私のバディは優しくない


「モンブランもらうね」

「はい、どうぞ。僕はレアチーズを頂きます」

「じゃあ、退魔成功のお祝いと、蒼麻の回復祈願ってことで。いっただきまーす」

「それと光音さんの新しいの能力の開花も祝いましょう。いただきます」


私の能力──


熊のゾンビを退魔したあと、お父さんに質問をぶつけた。


──そうだよ。オオカムヅミの力を借りられる者は限られている。お父さんが知る限りでは、亡くなった大伯母さんと光音くらいかな。

──『どうして教えてくれなかったの?』って、そんなことくらい、わざわざ教えなくても普通気づくだろう。


お父さーん!

普通気づかないってば。

はっきり言って、ヒドいと思う。


でも、今までに分かっていたのは、オオカムヅミが力を授けてくれた桃を魔物に当てれば、黄泉の国に送れることだけ。

『神楽舞を踊ったときにも力を貸してくれて、魔物の動きを止められた』と話したら、お父さんは大興奮。