くわばらくわばら! 私のバディは優しくない

(ついに!)


私はよろこびを噛み締めながら昇降口を出た。


「今日は大丈夫だから。今まで何度も、ホントにごめんね」


私の両隣には、奈々子と亜里沙がいる。

放課後の約束をし直したのだ。

これから3人でファミレスに行く計画。


「でも、仕方なかったって理解してるよ。ねえ?」


奈々子が訊ねると、亜里沙は頷いた。


「うん。光音と蒼麻さんががんばってくれてるお陰で、私たちはのほほんとしていられるわけだし。むしろ感謝だよ」

「ふたりとも大人!」


同い歳とは思えない意見にびっくりしてしまう。

ところが……


「まあ、それと、私たちの場合は基本、イケメンの味方だしね」

「そうそう。蒼麻さんに呼ばれたらすぐに行くんだよ」

「ワガママ言って、蒼麻さんを困らせないようにね」

「あっ、ちなみになんだけど、私たちは蒼麻さんのファン1号 & 2号なんだ」

「何それー⁉︎」