一風変わったヤンキー君と忠誠を誓った私のchange the world

「ねぇ」

酔っ払いのように鼻や頬を赤らめている彼。

「なんだ」



「同じクラスになったんだし、仲良くしよう?」


「……」


「聞こえなかった?復唱するよ、仲良くしよう、友達になりましょう?」


「……え、マジで言ってんの」


イメージの中の木登り猿は置いといて、瞬きする間に足を下し前屈みになる少年ーー。



「もしかして……照れてる?」



払拭するように怒りを込めた表情に変わる。警戒された面持ちになるのはなぜだろうーー。



「照れてねぇし」


そっぽ向く彼、横顔のシルエットが綺麗。素直になった時可愛くみえる。



「友達……になりたいなんて、言い出したのはお前くらいだ」



そりゃそうでしょうねー!!このクラスの関係構築も危ういこの先の未来なんて誰が夢みてるんでしょうねー!!



「宜しく」


椅子を引いて腰掛け直す。


「あ、あと、友達第一号はお前くらいだ。一生のなかで」


緊張気味に放たれた言葉。


「うん、それが?」



無遠慮に話してくれたらいいと強めに言った。



拍子抜けたような顔になって



「変なやつ……」




と独り言を言っていたのは無視しよう。