一風変わったヤンキー君と忠誠を誓った私のchange the world

「あのドリンクのおかげで性欲なくなったのか……」



「飲まない方がいいって……。解毒作用ないとか無意味じゃん……。」



「半分鬱みたいな症状じゃ……!」



騒めく教室内では目立たない人がひっそりと驚愕の表情を浮かべる。


「そうじゃない。みんな飲む前からおかしいドリンクだと思ったんなら薬ができるはず。投与されれば効き目でてくるはず」




「そうなの?どこの……」



「今実際に官公庁の父親がマウスを使った実験してる都立大学の調査に乗り出してる。だから希望をもって前に進もう?」



「いつ効果が出始めるのかわからないものを
俺たちは待ちくたびれなきゃいけないのかーー
飲んでしまったものは後にはひきかえせねえんだよ。


数十年かかった研究発表もある、人間に投与されるまで安全確認とやらで上層部から試される。



試験問題みたいなやつだよ。実際弱いのは俺たちみたいな届く範囲の狭い少数民族なんだよーー」と。



一理ある。「生まれ変わりの件については精神科で仮治療として服用が認められてる。



そこからスタートしてもいいんじゃないかなーー」




「実際は、だろーー?」



「そうね、実際はねーー」と言うと、希望の光が胸にポッカリハマったように女の子の身体に吸い込まれていく。自ずと鏡を取り出し、「これがわたしーー?」とその力にふと触れてみたくなる女の子。



変身し元の生徒会役員をしていた真面目な顔相をした自分自身の気運とやらに気づき始め、それを皮切りにみんなに光がぽつぽつ出始め、半数が心変わりした。



全国に伝搬したらいいなっ。
現実味を帯び始めたクラスに問いかける。